作曲家ナカガワの小部屋


私は作曲専業ではありませんので、作曲家と称するのは多少気がひけますが、一応少し商業音楽や学校教育関係の音楽を作曲してきましたので、その一部を公開させていただきます。音楽は、ほとんどがリュート音楽とはあまり繋がりのない、コンピュータとシンセサイザを使った、いわゆるポップスです。公開した音楽は著作権保持のフリーウェア扱いとします。鑑賞以外の目的での使用,商業的利用は認めていません。各項目の最後は使用機材等一覧です。

作曲、編曲に応じます。ご希望の方はご連絡下さい。


ヴァイス作曲協奏的二重奏ヘ長調(ソナタ第9番)(復元版)

ロンドン写本には何曲かフラウト・トラヴェルソとの協奏的二重奏や協奏曲がありますが、いずれもリュートパートのみしか書かれていません。
それらのうち、ヘ長調(ソナタ第9番)のトラヴェルソパートをリュートパートを元に復元してみました。ただし復元パートはフラウト・トラヴェルソ用ではなくヴァイオリン用です。本曲の復元版は、ヴァイス全集に掲載されているもの、リチェード・ストーン氏によるものがあります。ヴァイス全集のものは録音はありません。またストーン氏のものは楽譜は出版されていませんがCDの録音はあります。第1楽章アダージョ、第2楽章アレグロ、第3楽章アモローゾ、第4楽章アレグロ

Synthe: Sibelius (soft synthe), Sound Forge 10 (mastering)


「先生とデュエット!楽しいギターレッスン クラシックギターを始める全ての人のために」より

2016年2月1日発売の入門用のギター教本から抜粋です。全くクラシック・ギターを弾いたことがなくこれから始めるという方のための教本です。この教本の課題は全て二重奏になっています。生徒は1stを演奏します。課題24までは1弦から3弦のみを使った単音による課題、課題25以降も2音から3音までしか使っていません。6弦を使う課題はありません。
課題はよく知られている曲の編曲と古典風のオリジナル楽曲で構成されています。この教本の課題28以降が、カルカッシ教則本の第1部とほぼ同レベルになります。

Sibelius の音源にいいクラシックギターの音源がないので、先生パートはチェンバロ、生徒パートはスチール・ギターにしてあります。

課題4−6課題19と23(禁じられた遊び)課題20「メヌエット」課題21(アメリアの誓い)課題24(サリーガーデン)課題27(仰げば尊し)課題28課題30課題32

※参考音源 課題20「メヌエット」チェロとリュート版課題21(アメリアの誓い)チェロとスチール・ギター版課題24(サリーガーデン)チェロとスチール・ギター版

Synthe: Sibelius (soft synthe), Sound Forge 10 (mastering)


アンダンテ

某サラ金会社のCMのために作った音楽です。〇〇ファイナンスとかいった名前でしたか。その会社今はもうありませんがね。クラシック風で気品のある曲を作ってほしいとのことでしたので、気品があるかどうかはわかりませんが、モーツァルトの時代の曲みたいな感じの曲を作りました。ピアノコンチェルト風の作りです。ピアノの音色はフォルテピアノ風なものを使いちょっと古さを演出(笑)。そのCMは関東地方のローカルで使われたと聞いていますが、どなたか聞いたことのある方はいませんか?

Synthe: M1R, SC88 / Computer: PC9801 Windows3.1 / DAW: Recomposer


イルージョン

現在では某市の要職についておられるさるお方から依頼があって作曲した曲。某市の文化的象徴をテーマにした曲を作ってほしいとのご依頼でしたので、私は芭蕉が某市地蔵の浜で詠んだという「草の枕に寝あきて、まだほのぐらきうちに、浜のかたに出て、『明ぼのやしら魚しろきこと一寸』」をテーマに曲を作ってみました。その情景を曲にしたつもりなんですがそのお方がお望みの曲とはかけ離れていたようで、結局お蔵入りになりました。作曲年は手がかりがないのでわかりませんが、アナログソースしか残っていないので、80年代だと思います。

Synthe: JX10, M1R, SC88 / Computer: PC9801 Windows3.1 / DAW: Recomposer


演劇のための音楽 夕鶴のオープニング人形館オープニングテーマ「Wanna be a doll」

「夕鶴」はご存じ木下順二作の有名な戯曲ですが、中学生の演劇のために音楽を制作いたしました。その中からオープニングです。1987年頃の作。「人形館」は「1978年、東京都豊島区立雑ケ谷中学校演劇部と渡辺茂によって作られた演劇」です。(Wiki)同じくこの演劇のために音楽を制作しました中からオープニングテーマです。1991年作。曲の終わりの方でガラスが割れる音が入りますが、それは夜になって人形たちがガラスのケースを割って出てくるところを表しています。当時某中学校では生徒、職員を挙げて演劇に取り組んでいました。本番の1ヶ月くらい前からはこのテーマ曲をお昼の放送で流して雰囲気を盛り上げていきました。古き良き時代です。

Synthe: JX10, SC88, M1R, / Computer: PC9801 Windows3.1 / DAW: Recomposer


バロック・リュート入門

バロック・リュート経験ゼロの方のための教則本です。それまで楽器を触ったことのない方を前提としています。もちろんギターの経験は不要です。いままでの「入門書」はまだまだ初めてこの楽器を弾こうとする人にとっては敷居が高すぎるので、経験ゼロから入門書までの間隙をうめるために本書を制作いたしました。掲載の楽曲は1曲を除いて全てオリジナル作品です。本書を修了したら、Miguel Serdoura のMethod for the Baroqu Lute (UT ORPHEUS EDIZIONI)などの教則本にすすまれるといいでしょう。なお本書は未完成ですが、実用上に使えるレベルまで書き上がっていますので、フリー(メールウェア)として公開します。使用に関しては本書の末尾をご覧下さい。

【ご注意】本書は独習書ではありません。信頼できる指導者のもとで使用されることを前提としています。


Sunday Monday, January February, Colors, Sun Sunny, Go Come

5曲とも平成9年版のNew Crown English Course (三省堂)所収の歌です。著作権の関係で、歌入りオリジナルトラックはアップできませんので、メロディラインはチャイムの音になっています。

Sunday Monday は Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday...と順番に歌って行く曜日の歌。都合4回繰り返すことになりますが、後半2回は逆順で歌うことも可能です。伴奏はバロック風のアレンジをしてみました。バスはコレルリ風の動きです。16ビートのコレルリです。(笑)ベルの音がメロディになっています。

January, February は月の名前の歌。これもまんまです。January から December までを都合2回繰り返します。後半にはシンセのソロをあしらってみました。本体よりこっちの方が長いですが、残念ながら製品版ではあっさりとここの大半は削られてしまいました。ここではフルバージョンをお聴き下さい。

Colors は色の名前を覚えるための歌。Red, Blue, Yellow, Green, Brown, White, Gray and Black と歌っていきます。

Sun Sunny は気候に関する語を覚えるための歌。Sun Sunny, Wind Windy, Rain Rainy, Snow Snowy, Cloud Cloud... と歌っていきます。

Go come は反意語を覚えるための歌。Go come, Play Work, Leave Arrive... と歌っていきます。

Synthe: JX10, M1R, XV-5080 / Computer: Windows95 / DAW: Logic


ABC Chants, New ABC Song

平成9年版のNew Crown English Course (三省堂)という中学校英語教科書に採用された歌です。この少し前から三省堂教科書編集部は英語教科書に音楽を取り入れることに力を入れはじめ、沢山作曲の仕事を頂きました。ABC Chants は1年生の教科書の裏表紙に歌詞が掲載されていたもので、A for apple pie, B for bubble gum, C for ceiling light ... という歌詞がついています。当時大阪の某中学校ではこの曲が結構な人気で、なんと合唱コンクールでも歌われたとか。(笑)New ABC Song は文字通り新しいABCソングで、よくある「きらきら星」にアルファベットを順にあてていった(ある意味安易な)歌詞とはことなり、アルファベット26文字27音節に合わせた27個の四分音符からメロディができあがっています。A-Zまで2回繰り返されます。2回目はアップテンポになり、曲の最後リフレインのあと、「カン」というカウベルの音でウケを狙う作りになっています。

Synthe: JX10, M1R / Computer: Windows95 / DAW: Logic


フィンガー氏のバスによるカノンパッヘルベルのカノン

ディヴィジョン・フルートという17世紀の中頃に出版された曲集があります。この曲集は、グラウンド・ベースの作品集です。グラウンドというのは、4小節とか8小節のバスに対してメロディを次々と変奏させていく曲のことをいいます。この曲集の中にあるゴットフリート・作曲のグラウンド・ベースを使ってカノンを作ってみました。最初の4小節テーマになっているフィンガー氏のバスです。次の4小節はこのバスの上に通奏低音が重なります。そしてその次の4小節からカノンになる3つの楽器、リコーダー、トランペット、琴が順に入ってきます。この曲は誰からの依頼もなく趣味で作った曲です。なお参考までに同じ手法で作った有名な「パッヘルベルのカノン」のスチールギターアンサンブル版も掲載しておきます。編成は3台のスチール・ギター、通奏低音(リュート+バス)です。

Synthe: SC88 / Computer: PC9801 Windows3.1/ DAW: Recomposer (Canon upon the base by Mr. Finger)
Synthe: Sibelius / Computer: Windows 8/ DAW: Sibelius (Pachelbel)


神々の場面チャイニーズ・スタッフ

中学校の演劇のための音楽です。「神々の場面」は、私が担当していた演劇ではなかったんですが、神々が登場するときの音楽が欲しいと頼まれ、探すより作った方が早いということで作った曲です。チャイニーズ・スタッフは、「神々・・・」とは別の演劇でしたが、担当の先生から突如「中国風の音楽が明日までに必要なんです!」と放課後になって頼まれて作った曲です。あまりにも時間がないので、同じコードシーケンスを何度も繰り返す形式の音楽にしました。ざっと譜面を書いてあとはシーケンサーに打ち込むんでいったんですが、さすがに夜遅くまで作業はかかりました。若干安易な部分もありますが、なんとか翌日までに仕上げることができました。1990年頃の作品。

Synthe: SC88, JX10, M1R / Computer: PC9801 Windows3.1 / DAW: Recomposer


白雪姫のオープニングテーマハイホー僕らはこびとさビューティフルネーム白雪姫の死と復活の喜び、

中学校の英語劇のための音楽です。大学の先輩でかつて同僚だった英語科のT先生のご依頼で作曲いたしました。作曲年は1980年代のはじめ頃だったと思います。「ハイホー僕らはこびとさと」と「ビューティフルネーム」は歌です。ビューティフルネームはゴダイゴの同名のヒット曲の歌詞をもじった歌詞がついています。Every dwarf has a beautiful name...という感じです。ゴダイゴの曲は当時誰でも知っていました。

Synthe: SC88, JX10 / Computer: PC9801 Windows3.1/ DAW: Recomposer


無伴奏シンセサイザ組曲より、ファンタジアメヌエットアレグロ

この曲は某陶芸家の個展用のBGMとして1990年頃作曲しました。でも残念ながら使われることなくお蔵入りになった曲です。「より」ということばが使われているので、「無伴奏シンセサイザ組曲」というのがドーンとあるみたいですが、実はありません。あるみたいに見せかけているだけです。(笑)オリジナル音源はDATに入れてあるんですが、WAVに落とすときになぜか少しノイズが入ってしまいました。スタイルはバロック的なスタイルで1本の旋律線のみで書きました。なにしろ無伴奏シンセサイザ組曲ですから。ここでいうシンセサイザはモノフォニックシンセ(同時に音が2つ以上でないシンセ)です。ヴァイスがときどき使う、異名同音による読み替えを使った転調も使ったりしています。一応ノリとアーティキュレーションも作り込んであります。

Synthe:SC88 / Computer: PC9801 Windows3.1 / DAW: Recomposer


防人の歌ごらんよ空に
作詞: 小川信夫

第三弾はいきなり最新作です。小学校の学芸会用の歌2曲、小川信夫さんの小学校用演劇「防人の歌が聞こえる」の挿入歌です。出版された演劇集には歌が掲載されてはいるのですが、どうもしっくりこない、と某小学校教諭から作曲依頼を受けました。2013年の作品。ヴォーカルは初音ミクです。なかなかミクちゃん歌うまいです。(笑)本HPでの公開にあたって、作詞をされた小川信夫さんからは快諾を頂きました。

Synthe: Sibelius (soft synthe), Vocaloid Hatsune Miku V3 / Computer: Windows 8 / DAW: Cubase 7 with Vocaloid Editor for Cubase NEO / special thanks to Mr. Nobuo Ogawa


パラオオーストラリア曲名不明曲

これらの曲も当時のゲーム音楽のための作品です。そのゲームはなんかミクロネシアやオセアニアをまわってお宝をゲットしていうような、そんな感じだと聞かされていましたが、どんなのかよくわかりません。曲名不明曲も地名がタイトルについていたはずです。パラオは80年代から90年代にかけての昔のアイドルソング風、というか作曲したのがそのころですから当然そうなります。FM音源の3声に少し音を加えてM1R、SC88、JX10で音を出しています。オーストラリアはボサノバ調の曲。オリジナルの3声のみです。ギターのパートはギターでプレイヤブルです。音源はSC88。曲名不明曲は、シベリウスの音源(ソフトシンセ)を使っています。ゲームで使うという性格上、下のファンファーレも含めこれらの曲は全てエンドレス仕様です。

Synthe:SC88, M1R, JX10, Sibelius (soft synthe)/ Computer: PC9801 Windows3.1 / DAW: Recomposer


ファンファーレ

公開第一弾の曲はこの曲です。1980年代後半の作曲です。某ゲーム音楽の会社から、スターウォーズみたいな雰囲気の曲を作ってくれと頼まれて作った曲です。できあがったのはスターウォーズとは随分異なった感じになりましたが。そのころのゲーム音楽はFM音源という最大3音同時にしかならない大変プアーな音源のために作られていまして、私もそのFM音源用に今は懐かしいレコンポーザでデータを作り納品いたしました。FM音源の音ではあまりにも貧弱なので、ここでは音をコルグのM1Rで出していますが、音数は3声のみです。

Synthe:SC88, M1R, JX10 / Computer: PC9801 Windows3.1 / DAW: Recomposer